目次
- はじめに
- ①自分軸を取り戻す
- ②心理学に答えを求める
- ③価値観やタイプ
- ④ストレスを手放す
- ⑤感情のトリセツ
- さいごに
はじめに
ある日突然心が折れて、
翌日ベットから起き上がれず、
社会人9年目にもなって家族に仕事の欠席連絡を入れてもらい・・・
気持ちは玄関に向かっているのに、身体がベットからはなれない
解決策を見つけられないまま、
その4ヶ月後
公務員という絶対安定職業を自己都合退職していました。
それから10年という歳月をかけて徐々に自分らしさを取り戻してきました。
「#自分らしさ」をとりもどすまでの5つのプロセス(ポイント)をご紹介していきます。
①自分軸を取り戻す
最初の1つ目のポイントは自分軸を取り戻したということです。
自分軸とはつまり判断軸ということです。
それまでは、周囲の目線や反応を気にしながら判断していたので自分の本心と行動が乖離していました。自分はAが正しいと思っていても、周囲がBが正しいと思えばそれに従って判断しなければならないということです。
「このケースは普通、Bを選ぶよね」
「Bにしてもらわないと、みんなが困ります」
退職したことを機に、この呪縛のような他人の判断軸を取り払うため、
千葉そごうの本屋で50冊ほど 自己啓発 系の本を読みました。
その中で「The Artist’s Way(アーティストウェイ)」という本に出会いました。この本は映画監督の著者が、自分の中の創造性・アーティスト性・こども心を取り戻すために取り組んだツールと問いかけがまとめられている本(邦題:ずっとやりたかったことをやりなさい)です。
その本を通じて、自分の心の中の引っ掛かりを見つけることができました。
原因がわかり、それを受け止める・受け入れることができてやっと他人の判断軸の呪縛を取り払うことができました。
自分で判断できる自信を付けたくて、心の声に従い、その著者に会いに
アメリカに行きました。
2泊3日のワークショップで英語が苦手な私は理解10%という始末でしたが、著者と直接コミュニケーションを取ることを実現させた自分の判断に自信を持つことができるようになりました。
②心理学に答えを求める
自分で選ぶための自分軸を取り戻した後、論理的に捉えられるようになるため、心理学に答えを求めました。
最初は臨床心理士という資格に興味を持ちましたが、これには4年生の大学の学びが必要ということで次に産業カウンセラーという資格に興味を持ちました。
そんな時にビジネス心理学の NLP という資格が目に留まりました。
「いつか自分のビジネスをしてみたい」
そんな思いを持っていたので、大変興味を持ちました。
そしてこの時に改めて気がついたことは、心理学を仕事にしたいのではなく、仕事で心理学を活用したいのだということです。
そして、ビジネス心理学のNLPを学ぶことに決めました。
その資格を学ぶ中で、私が他人の判断軸に依存してしまった原因を突き止めました。
それは、 自己肯定感 別名 自己重要感 というものでした。
自分の心の中には認められたいと思う自尊心のコップがあります。
他人と比較して優れていると認識したり、他人から褒められたりすることで、そのコップの中身を満たす事ができます。
ただ、褒められなくなったり、他人よりも劣っていると感じてしまうと、そのコップの中身が乾いてしまうのです。
ですから無理をしたり、より過激に目立つことでそのコップの中身を満たそうとしてしまうのです。
そして、最も簡単にコップの中身を満たせる方法があります。
それは自分で自分を認めてあげるということです。
身近な他人と比較するのではなく、過去の自分からの成長と比較して、心の底から成長したと思える部分を自分に認めてあげるということです。
③価値観やタイプ
次に大切なポイントが価値観やタイプを知ることです。
つまり自分と他人は違うと言うことです。
価値観が違うとは、
自分にとって1番大事なことでも、相手にとっては1番とは限らない
ということです。
公務員の仕事をしていた時も、他人にとって重要な1番を優先するばかりで
自分自身が大事だと思うことをおろそかにした結果、
「何のために仕事しているんだっけ・・」
と自問自答の日々にいきつきました。次第に
「家族を養うため」「生活するため」
と袋小路に行き着き、仕事の目的など消え失せていました。
もしその時に、相手の価値観と自分の価値観を両方満たす道を模索するという選択肢を知っていれば、もっと建設的に仕事ができたのだと思います。
また、この時期に自分のタイプ、相手のタイプという型にも興味を持ちました。自分は生まれつきどんな型なのだろうと興味を持ち、1時間10,000円の 占い 師のところにも相談にも行きました。
そして、今でも自分のタイプ、相手のタイプを考える時に参考にするツールは16の性格と言うツールです。
例えば内向型か外交型かといったような2択の4種類のパターンがありそれを組み合わせると16の性格が出来上がります。
家族や友人に本での16の性格をやってもらって、自分とはタイプが違うんだなと理解すると妙に安心ができました。これによって他の人と自分とは違うということを理解することができました。
④ストレスを手放す
4つ目のポイントはストレスを手軽に手放せるようになったことです。
公務員を退職してから2年後に企業で働いていました。
それは生命保険を販売する会社でした。
しかも身の回りの人に生命保険を進めていく仕事でした。
ライフプランを一緒に考えてリスクがあるタイミングに補償を適用して、
月々保険料をいただいていくと言う仕事でした。
これまでお金に無頓着な人生を過ごしてきて、かつ身の回りの人に販売しなければならず煙たがられたり、縁を切られたりとストレスがまた山積しました。
東京の丸の内の支社に電車で毎朝通っている時に、
「このままでは公務員の二の舞になる・・・」
と危機感を覚え、また本屋に飛び込み「セドナメソッド」と言う本にであいました。
簡単に言うと自分の心に問いかけてストレスを手放すという技法です。
「今抱えている問題は手放すことができますか(可能ですか)」
「そして今、手放しますか」
という問いに、そんなこと無理でも「はい」と答えるという単純な作業になります。これを繰り返すことによって頑固なこだわりと言うものを手軽に手放せるようになりました。
ただそれでも生命保険の営業成績が及ばず、わずか半年で会社を手放すことになってしましました。
ただそれでもその後の塾の管理者の仕事では気軽にストレスを手放せるようになり、日々落ち着いて仕事ができていたと思います。
その他にモノを処分する断捨離も実践し、今では自分の荷物は1畳のクローゼットに収まる分量になりました。
さらに発展して、現在はデジタルデトックス(情報の取捨選択)に着手しています。
⑤感情のトリセツ
最後のポイントは感情のトリセツ(理解と取り扱い)です。
これは私自身が現在も研究しているものになります。
ディズニー ピクサー 映画の「インサイド・ヘッド」でも感情をモチーフにしていますが、我々の感情にはいくつかの種類が存在しています。
映画では「ヨロコビ」「カナシミ」「イカリ」「ムカムカ」「ビビリ」と5種類が登場しますが、さらに細かく8種類に分ける分類表などもあります。
私が塾の営業の仕事をしているときに大先輩から教わった感情の分類は2種類でした。
それは「快(ポジティブ)」か「不快(ネガティブ)」です。
お客様は不快を解消するために来てくれる。そこで快になれば契約してくれる。だからトークの中で1つずつ不快な要素を見つけて解消していく必要があるということでした。
映画の中の5種類の感情を快か不快かに分類すると1:4になります。
我々は日々不快になる機会が多いということになります。
その不快な感情を抱いた時にどう対処すれば、解消が早いかその対処法を理解していれば、自分で感情を取り扱うことができます。
感情とはそもそも自分の本音・本心と今目の前にある状況のギャップです。
解消方法に、ストレスを手放すセドナメソッドもありますし、深呼吸する、瞑想する、歩くなどもあります。
私は普段からネガティブな性格ですが、なるべく良い気持ちをキープできるように勇気を持って努めるようにしています。
さいごに
私は今日に至るまで、10年という時間を費やしました。
もし、心が折れた時に「#自分らしさ」をとりもどすことが大事であることを知っていれば、別の選択ができていたかもしれません。
そして「#自分らしさ」をとりもどすプロセス(ポイント)を知っていれば、もっと早く毎日自由な気持ちで、自分に自信を持って過ごせていただかもしれません。
私は決断のタイミングは早いが、物事の進みは遅いタイプなので、それだけ時間がかかったのかもしれません。
でも焦らずゆっくり自分の自然なペースで進むことが大切だと思います。
そして全ての人が自分らしくていいと思っています。
こんな経験をしてきた私は自分らしい人の味方です。
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